コミックマーケット80『恋愛ゲーム総合論集』に寄稿しました


※多くの人に読んで欲しいですしこういった機会も中々無いのでコミケ3日目までは宣伝協力も兼ねて記事の一番上に来るように設定されております。
その間も更新はしますのでお手数ですがこの記事を飛ばして最新記事を読んで頂けると幸いです。


then-dさん(id:then-d,TwitterID:@then_d)が主催するサークル「theoria」より、コミックマーケット80(2011年08月12日〜14日)にて頒布される『恋愛ゲーム総合論集』("論集"通巻第3号)に猫撫ディストーション特集の評論を寄稿しました。
詳細はthen-dさんの告知エントリをご覧ください。


タイトルは「圧倒的な現実と人間が作り出す楽園」。
七枷家、特に式子シナリオでは明確な対立が描かれる柚。
彼女は元長柾木の過去作『未来にキスを』においてどのような立ち位置にあるのか、
「Bye-bye,human.」とは一体何だったのかを出発点に様々な資料を交えながら読解する、
そんな内容です。


本来、作品の読解は作者の意図を正確に読み取ることだけが目的だとは露ほども思ってはいませんが、今回は敢えて作者が示しているものについて正解を得ようと踏み込んでいます。
その態度に異論がある方も多いかもしれませんが、内容はあながち間違っていないと思いますし、最終〆切2分前に送った割には(then-dさんには本当にご迷惑をおかけしました)筋の通った原稿になったのではないかと自画自賛してみるものであります。
まぁ、柚可愛いよ柚、って言ってるだけですがね。
本当に可愛いんだからしょうがない。


批評自体は自らの興味や問題意識との接続による創作の方が好みですし、実際そういったものを目指すことができれば一番良かったのですが、考えてみればコレクター気質の元長柾木ファンサイトに与えられているアドバンテージは参照できる本人関連の資料の多さでしかない、という……。
まぁこんな原稿もアリだと思って頂けると嬉しく思います。
楽しんで貰えれば何よりです。どうぞよろしくお願いします。