元長柾木10年以上ぶりの単独企画の新作【速報版】

ギャングスタ・リパブリカ』
ジャンル:コミュニティ追求型ADV
原画:ミヤスリサ
シナリオ:元長柾木

2013年発売予定


遂に! 遂に!! 待望の元長柾木の単独企画作品がテックジャイアン2012年11月号に掲載されました。

インタビューでは10年ぶりの単独ライティング作と紹介されていましたが、正確には10年以上ぶりの単独企画と言うべきでしょうか。細かいですが。*1
ギャング部の中で"悪"を追求しつつコミュニティの中で関係性を深めてゆくスト−リーとのことですが、ジャンルにもある"コミュニティ"というワードからギャングという発想に至ったんじゃないかと推測してしまうのは自分だけでしょうか。主人公の考える悪は義侠心のようなもの、というところから考えても"悪"というワードを元長流にどう解釈し、発展させてゆくかが気になるところです。
人間、経験を積むことで逆にこぢんまりしたものを出してしまいがちなのでそうならないよう遠慮無く出し惜しみはしないようにしたい、といったコメントもあり、ともすれば『猫撫ディストーション』2作以上の元長柾木独特のセンスオブワンダーが楽しめるのでは。
WHITESOFT独特のスクリプトについても『猫撫〜』の経験を活かして更に楽しめるものにしたい、との発言もありシナリオライター側からの演出という側面からも期待大です。


余談ですが今回のタイトル、おそらくイタリア語で"ギャングの共和国"を意味する言葉でしょう。*2王国の次は共和国かよ!と信者らしい反応をしてみたくなります。英国のテクノ・パンクバンドに「リパブリカ」というものもあるらしいですが、ネーミング由来のひとつだったりするのですかねぇ。音楽が元ネタの単語が元長作品には多いのでもしかすると……?


今後、発売日までも我々を刺激する情報が続々出てくるとは思いますが、実際に目にするまで何が出てくるか予想がつかないのが元長作品です(断言)。次はティザーサイトの更新とDreamPartyの情報待ち。小冊子配布はあるのでしょうかねー。




……と、本来ならここまで書いて記事は終わるはずだったのですが、実は『ギャングスタ・リパブリカ』はWHITESOFTの新作発表第2弾なのです。
ティザーサイトの存在すら明かされていなかった新作第1弾が別にあるという斜め上の展開! これが一番驚きましたよ。

『運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ』
ジャンル:占いADV
原画:月音、T-RAy
シナリオ:藤木隻

冬発売予定

『猫撫ディストーション』のシナリオライターが二人とも単独企画作品とはやってくれましたWHITESOFT!
しかしこちらの方が発売日は先のはずなのになぜティザーサイトの予告すら無かったのでしょうか。単なるスケジュールの遅れならいいんですが、元長新作マダーマダーの声が大きかった某所のせいだったりすると厭だなぁと。
Elysion』とは異なるアプローチの単独企画ですし、占いの背景に存在する民俗学や信仰などを掘り下げるということで氏の持ち味が色濃く出るのは間違いないかと。
こちらも続報に期待。あれ、俺、どれだけ金が飛んでいくんだ……?

*1:これまでメインシナリオを務めたゲーム作品でも元長柾木単独シナリオのゲームは存在していません。今となってはフルプライスのPCゲームでシナリオライターが一人だけの作品自体が相当に珍しい話ですし、ライターのファンとしては単独で企画した上でメインライターを担当するかどうかの方が重要だと思います。

*2:と書いた後で記事を見てみたら"悪党どもの共和国"って書いてました。ギャフン。